2008年07月05日

メッキとアルマイト

金属加工関連のみなさんへ

よく「メッキ屋さん」と言われる事がある。
確かに、「アルマイト屋さん」と言うよりは言いやすいかもしれない。アルマイトはメッキの一部と言う認識をお持ちの方は、いらっしゃるだろうか?
じゃアルマイトとメッキの違いはなに?
メッキ工場もアルマイト工場も処理施設はパッと見「同じ」である。
大きな違いはアルマイトはDC電源の電極「+」を、メッキは「−」を製品にアースしている。アルマイトのことを「陽極酸化皮膜」と言うことはご存じと思うが、「陽極」とはまさしく、「+」のことである。メッキの皮膜となるものは、処理液の中に溶け込んでいる金属(+)銅、亜鉛、クロムが「−」側になっている製品の表面に積層していき、皮膜となっていく。それに対して、アルマイトは処理液が電解されることにより、電気分解した酸素(−)が、「+」側の製品=アルミと反応して「酸化アルミ」となって皮膜が生成していくものである。
メッキは金属が製品表面に積層していくので、皮膜の厚さは単純に積層した金属の厚みである。それに対してアルマイトでは、酸素と反応しながらアルミ自らを溶かし、そして酸化アルミを生成する。その反応を繰り返しながら皮膜となって生成していく。結果アルマイトの皮膜は、製品表面より内部に半分、外側に半分(色々な条件でこの割合は変わりますので注意。詳しくはお問い合わせ下さい。)となる。寸法公差があるものへのアルマイト処理にはこの事を考慮して製品加工をして下さい。

posted by tatsuo at 18:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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